第6話(悟浄)
怒濤の一週間が終わった。
『CAROL』のプレゼンは無事成功して(締め切りギリギリだけど)
入校も終わったから八戒誘ったら「いいですよ」なんてにっこり言うから
とりあえずその辺で一杯やって、その後その辺のラブホテル入って
こいつの眼鏡はずしてネクタイほどいてさあこれからって時に。
「本気ですか?」
何をおっしゃる。
「CAROLのお礼に何でもするって言ったのお前じゃん。あ、ワリ。」
こいつのワイシャツのボタンはずしてたら、ボタンが1個飛んだ。
今まで何度セックスしたか分かんないのに
これが初めてじゃないかってくらい焦ってる。
セックスっていつもどうやってたっけ。
でもこいつが早く欲しくて欲しくてたまらないわけで俺はいそいそとボタンをはずしてく。
「何焦ってるんですか。だから。僕の事好きならそれでいいじゃないですか。
仕事とか関係なく。僕も悟浄のこと、好きですよ。」
ぷっと吹き出して八戒言う。うわそんなかわいく微笑むなよ。
「あ、そうなの。じゃ俺ら相思相愛じゃん。話が早い。」
「でしょう。だから悟浄、まずキスして。」
そう言って俺の首に手を回してきた。そうだまずそれだ。
「ん・・・んっ・・・」
くちゅ、くちゅ、とキスするだけで・・・やばいわこれ。
優しくしたいんだけど抑えらんない。
貪るように深く深くキスすると
八戒から漏れる吐息と、眉を潜めて必死に応える八戒がなんとも・・・
ああマジやばい。
ベッドに押し倒して下着の中に手を入れれば
そこはもうぐっしょり濡れてる。
「や・・・んっ」
「八戒部長、すっごい濡れてるよ。」
全部脱がせて何度か扱いてみると、先端からトロトロとこぼれる露。
「ね?」それを指に絡めて目の前にかざしてみれば、
恥ずかしそうに手の甲で顔を隠し、背けた。
部屋は薄暗いけど、顔が赤いのが分かる。
「部長はやめ・・・・!あっ・・・」
指を入れると八戒の中はすっごい温かくて、指入れてるだけで気持ちいい。
吸い付くように俺の2本の指を締め付けてくる。ぐちゅ、ぐちゅと音を立てて。やばい早く入れたい。
「悟浄の指、長くて気持ちいい・・・あっそこ・・・もっと・・・」
「ここ?ここがイイんだ。」
「や・・ああっん!・・・もっと、もっとして」
内側の奥の奥の方。指の腹で何度もさすってやると、八戒は腹をひく、ひくと痙攣させて悦んだ。
やばいもう限界。指を引き抜いて自分のを宛てがうと、ぬるぬると八戒は俺を受け入れる。
「・・・ッああぁっ」
部屋に八戒の嬌声が響いた。
「八戒、顔見せて?」
お互いの両の手それぞれに指をからませ、八戒の顔を間近から覗き込んだ。
ゆっくり腰を動かせば、八戒が目を潤ませてふっと笑う。
「んっ・・・悟浄、きもち、イイ・・・すっ・・・ごく。」
口から漏れる甘い吐息が、俺の前髪をさらさらと揺らす。
「でしょお?んっ・・・さっきイイっつったのココだっけ?」
さらに腰を進めてさっきの場所を突いてやれば、八戒は身を捩らせてもっとイイ顔で喘ぐ。
「んんッ!!だめ、いっちゃう・・・いっちゃいます・・・!」
「俺も・・・今日はやばいわ。一緒にイクか。」
「あぁっん!・・・や・・・まだイキたくない・・・」
八戒はふるふると頭を左右に振ると、俺の手をぎゅっと握って押し寄せる射精感に耐えていた。
ちょ・・・そんな力入れられると中がぎゅうぎゅうに締め付けられて
俺の方は本当にやばいんだって。ああホントマジでやばい。
「やっぱ無理。今度腰が立たなくなるまでやってやるから。今日は、マジ、勘弁、して。」
言いながら腰の動きを早めれば、
激しく揺さぶられた八戒が、すがるように俺の両肩に指を食い込ませた。
「や・・・!もお、だめ・・・あぁうっ・・」
八戒は顔を切なげに歪ませて体を大きく仰け反らせると、どく、どく、と射精した。
同時に体が大きく痙攣して、中がぎゅっ締まる。今までになく、気持ちいい。
「俺も、だめ。イク・・・!」
「さっき言った事、本当ですか?」
「あー?」
何言ったっけ?セックスの後、裸のまま2人でだらだら寝っころがってたら
八戒がぼそっと言った。
「今度また、してやるからって。」
「ああそうね。八戒部長が俺の事お気に召したなら、ですけど。」
「召してますって。最初に言ったでしょ。好きって。しましょうよ。何度でも。」
ふふ、と笑って八戒が言った。ああ、なんて天国。すげえ楽しみだ。
「楽しみにしてますから。」
ああ、同じ事考えてやがった。