捲簾はさっきから、僕の胸ばかりカリカリと弄んでいて
焦れったくて仕方が無い。が、今はそれどころじゃない。
「・・・そしてお前が『捲簾のセックス、すごく好きです』って言って・・・」
そう言いながら、今度は舌を這わせる。
「んっ・・・!それ嘘でしょう!?」
「本当だって。」
「うそ!」
自分の言った事を全然覚えてない。
他にも変なこと言ってやいないか、不安になる。
捲簾は、
「じゃあ何を言ったら信じてもらえるのよ俺は・・・」
などとぼやいて、サイドテーブルに乗っているグラスをぐいっと
煽ると、口移しで僕に飲ませた。
「ちょっ・・・!!んぅっ!」
てっきり水かと思って油断してたら口に入った瞬間
水じゃなく焼酎のロックと気づく。が、時既に遅し。
上から押さえつけられて抵抗することもできず、
あっさり飲んでしまった。
「もっかい酔っぱらって再現してみるっての、どう?」
そう言ってニカ、と笑うので
「貴方って人はっ!」
抗議しようと上体を起こしたら、グラリと視界が揺れる。
確か捲簾が飲んでた焼酎って、アルコール40度くらいの・・・。
「ほらほら、急に起きるとくるぞ。」
くつくつ笑いながら、キス。
「んっ・・・は・・・うるさ・・・」
何度も何度も舌で口中を嬲られてしゃぶられて、
頭の中がじわじわと何かに浸食されていく。
「ほら、何したいか言ってみ?」
上から意地悪そうな笑みを浮かべて言う捲簾に
いつもならば抗議するところだが。
今は何か別のものが自分を支配していて、
いとも簡単にこんな事を口にできた。
「口でさせて。」
口の中の捲簾自身がヒクつくたび、溢れ出た露をしゃぶるたび、
どうしようもなく、興奮する。
捲簾が、乱れた僕の髪を手ですいてくれるのが、また・・・。
体の中の熱が暴走しそうな。
今までこんな、人のを銜えて逆に自分の体が
どうにかなるなんて事、なかったのに。
なぜ。
でもその先を考える余裕などないし、そんな事どうでもいい。
今は脳内のメモリを思考に費やす余裕は無い。
もっと口で嬲らなくては。貴方を乱して、
そしてもっと貴方で満たして欲しい。
「てん・・・待て・・・」
「あ・・・だめ・・・抜かないでくださ・・・」
それでも捲簾が自身を引き抜くから、唇からは糸がひいた。
「俺・・・も限界。こっちに挿れるから。」
そう言って僕の足を折り曲げると、尖端をそこに押し付けた。
「あぁっ・・・!」
先ほどまで挿入していたそこは、慣らさなくても捲簾自身を受け入れる。
しかしそれでもすんなりとは行かず
ぎゅうぎゅうと内壁を押し広げていく。
捲簾が、僕の中に入っていく。
ぎちぎちに満ちていく。その、快感。
「天蓬、こっち。手はついて。」
奥まで入ると、捲簾は僕の上体を起こし、後ろに手をつかせる。
同時に捲簾も同じ体勢をとってゆるゆると腰を動かした。
「ほら、俺がお前の中に入ってるの、見えるだろ。」
見ると、捲簾が腰を動かすたび、捲簾自身が
自分の体の中へとピストンされていくのが、分かる。
「あぁ・・・すごい、眺め・・・んっ繋がって、る・・・」
「こういうのも・・・イイ、だろ。普段、だったら、速効許否だもんな。」
そう、普段だったらこんな事しないのに。
朝日が差し込む部屋の中。
全てが、鮮明に見えて。見られて。
今はもっと見たくて、見てほしくて。何でも見せたくて。
ゆっくり引き抜かれて、捲簾の赤く怒張したそれが露出していく。
そして次の瞬間ぐっと体の中に埋め込まれて、体に快感が走る。
そうすると、勃ちあがって露を垂らしていた自分自身が、
ぴくりとヒクつくのが分かる。
捲簾は、それを見て小さく笑うと、
僕自身に手をかけ、ゆっくりと上下に扱きだした。
捲簾と繋がって、捲簾に触れられて、気が狂いそう。
「あ・・・けんれん・・・イキそ・・・もっと、して・・・」
「あぁ、全部見ててやるから。イキな。俺もそろそろだ。」
ピストンと扱く手の動きが一層激しくなって、
さらにその言葉で頭が真っ白になる。
「あぁ・・・んっ!!!」
尖端の割れ目をぐいと触られ、たまらずイクと、
捲簾自身も、分かるくらいにびくりと一度震えて
僕の中を精液で満たした。
「気分はどう?見事に再現してくれたけど。」
体勢を変えて横になると、捲簾が未だ挿入したまま
腕をまわしてきて、ぎゅっと僕を抱きしめた。
「気分?すごく良いですよ。」
体中、貴方で満ちてて。満たされてて。なんだか嬉しくて。
あぁ、これを恋愛感情と言うなら
僕は貴方の事が好きなのかもしれません。
優しい睡魔が襲ってきて、言葉にならない。
なんて心地よさ。
「ねえ捲簾、このまま、しばらくぎゅっとしてて・・・」
捲簾がやれやれという顔をして、破顔する。
その顔すら、快楽。
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今度は天蓬視点。酔っぱらって、乱れて眠くなっちゃう天蓬。がんばれ捲簾。