捲簾大将という男は、品の良い男だと思います。
彼と一緒に仕事をしてほどなく、そう思いましたね。

最初は、言いたい事ははっきり言うし
粗野で乱暴な男だと思ったこともあったけど、そうでもないんです。
言いたいことをただ言ってるんじゃなくて
ちゃんと周りを見て的確にものを言うんですよね。ときに自分が人に悪く思われようとも。
そういう強さがあります。

あの明るさは素なんでしょうけど。
周りへの気遣いとか優しさだとかは
今までいろんな経験して、身につけていったんだろうな、と思って。
そう思うと、彼がどんな子供時代を過ごしたのかとか
軍に入りたての頃はどんなだったのかとか、
どんどん彼の事が知りたくなるんですよ。

そうそう軍戦略会議なんてものがたまにあるんですけど
捲簾がうちの大将になってからは
その会議も随分おもしろくなりました。

下界の凶悪な妖怪をどうやって討伐するか、を決める会議なんですけど、
僕や捲簾、竜王敖潤のような現場サイドの人間だけでなく
お年を召した重役たちも参加するような会議なんです。

僕ら現場の戦略としては、状況を踏まえた上で
出来うる限り犠牲を出さず、効率良く討伐する戦略を練るんですけと、
お偉いさん達のポイントはもっと別のところにあるんです。
例えばコストとかメンツですね。
この戦略ではここの部署のあの方のメンツが立たない、とか
こんなに大勢で出撃したら戦闘能力を疑われるから少人数で行け、とか。

本当にくだらないんですけど、いくら僕が元帥だと言っても
僕の立てた戦略がそのまま決済おりるなんてこと、滅多にないんですよ。
思い出すだけでも腹立つんですけど。

それをまあ、捲簾が大将になってからは
あの歯に衣着せぬ物言いでお偉い方を挑発するもんだから
何度捲簾の懲罰房行きを阻止した事か。毎度骨が折れます。
でもお偉いさん方はみんなの前で図星を指されたて
青くなったり赤面したり汗かいたり、まあ見物です。

そういうところも、好きなんですよねえ。
好きなんです。

始めてセックスしたのはいつだったかなあ。
ちょっと思い出せないけど。
最初、キスが性急で。ついていくだけでやっとだったんですけど
「わりぃ、抑えがきかないわ。」
って照れながら言うから可笑しくて。

彼の大きくて熱い(平熱が高いらしいです)、きれいな手が僕の体を這うと
興奮しますね。それだけでも勃ちます。
いろんなところを愛撫してくれるんですが、それが以外と丁寧で。
ちゃんとこっちの反応を見て、いいところはもっとしてくれるんです。

正常位で挿入して、笑いながら僕の顔を覗き込む時の捲簾が本当好きで。
両手で頬を包み込むようにして「好きですよ。」って言ったら
子供みたいにうれしそうに笑うんですよ。それがいつも見たくて。
イク時「イク・・・」って余裕のない声で言うのも好きです。聞き逃さないようにしてます。

まあ僕は自分でも自覚してますがモノグサな性格で、
モノグサな恋愛ばかりだったんですけど。
捲簾といると気持ちが締まりますね。
捲簾の能力を最大限に活かせるように。
この人に見合う自分になろうと。

まじめ(自分でも笑えるくらい)に恋愛してます。

天蓬の独り言。けして、誰かにのろけてるわけじゃない(笑)

▲ウインドウを閉じる