書類を片付けていたらすっかり日が落ちた。
決済済みの書類を届けに天蓬元帥の部屋を訪ねる。

「夜分失礼する。」
ドアを軽くノックして、扉をわずかに開けた時だった。

「あ・・・ああっ・・・!」
天蓬元帥の声で私の声はかき消された。
何事かと思い、目を凝らして見る。

真っ暗な部屋の中、机の上に天蓬元帥が真っ裸で仰向けに寝ていた。
今日は満月。月明かりが元帥の肢体を照らす。

筋肉はうすいが均整のとれた体。
そして肌は月光に照らされて艶かしいほどに美しい。

下腹部がてらてらと光っており、射精したのだと分かった。
出直そう。そう思った時、聞き覚えのある声が聞こえた。
「あ〜あ、沢山出たな、天蓬。」
声の主は捲簾大将だった。
「だってあなたの舌がいやらしいから。
 そう言うあなただって、さっき沢山出したでしょう?僕の口の中に。」
うっとりした声で答える。酩酊している様な声だ。
「くわえてるお前の顔がすげえエロいんだよ。」
二人は笑いながら口づけする。

絡み合う二人に目を奪われ、
帰ろうとした足が、つい止まってしまう。

くちゅ・・・くちゅ・・・という水音と
天蓬元帥の甘い声が漏れる。
しかし天蓬元帥の体を這っていた捲簾大将の指がそこに達すると、
「んあっ・・・!」
と天蓬元帥がのけぞった。
「ああもうここ、すごい熱い・・・。ほんとエロいわ。」
「あっ・・・もっとして捲簾。」
そうすると捲簾大将は指を引き抜き天蓬元帥の両足を肩にかけ、
ゆっくり猛ったものを挿入していった。
「あっ・・・はぁっ・・・あっあっ」
捲簾大将が腰を振るのに合わせて、机が軋み、天蓬元帥がいっそう甘い声で喘ぐ。

しばらくして律動が激しくなり、二人の絶頂が近いことを物語る。
「天蓬、イク・・・!」
天蓬元帥が捲簾大将の首に両手を回し、とろんとした目をしてこちらを見る。
目が合った。そのまま
「捲簾、僕も・・・ああっんっ!」
と叫ぶと、二人の律動が緩やかになり、やがて止まった。
天蓬元帥はこちらをずっと恍惚の表情で見たままだ。

「今日はとおっても興奮しましたよ、捲簾。」
あの甘い声でそうささやいた。
捲簾大将は天蓬元帥にぐったりと身をあずけ、
天蓬元帥がこちらを横目で見ながら、いとおしそうにその髪をなでている。

最初からずっと気づいてた?
金縛りが解かれたかのように、私はふと我に返り
自分の部屋へと引き返した。
書類を持ったまま。

西海竜王 敖潤による、覗き見(笑)
元帥興奮。

▲ウインドウを閉じる