翌日、目が覚めるとルームメイト達は居なかった。
時計を見ると14時すぎ。授業に出てるのだろう。
「あっ・・・」
何回中で射精された?体を動かすと、とろとろと精液が流れ出てきた。
ベットもシーツもぐしゃぐしゃだけど、今日は動けそうにない。
芋虫のように体をまるめて
体中の痛みと戦うことぐらいしか、僕にできることはなかった。

しかし不思議なことにその夜、ルームメイトは部屋に戻らなかった。
その次の日も。

3日後、やっと授業に出られるようになった僕は
緊急集会があるということで大講堂に向かった。
すると神妙な顔をした学長が大講堂に入ってきて、言った。
「2日前から行方不明になっていた3名の生徒が
本日川の下流で遺体で発見されました。冥福を祈り、これより黙祷します。黙祷・・・・」

黙祷が終わった時、隣にいた女性が話しかけてきた。
「この3人のうちの一人、あなたのルームメイトじゃない?」
「・・・・?」
「この季節はね、雨が沢山降りやすいの。
雨が沢山降るとね、鉄砲水になってどっと川に雨水が流れ込むのよ。」
「・・・・・」
「あの3人は、雨なんて平気だって言って川の方に行った。
何しに行ったのかは誰にも分からないけど。自業自得ね。」
彼女はこんなことを(話の内容とは全く逆に)穏やかに微笑んで言った。

僕は混乱した。彼女から目がそらせない。
なんでそんなこと僕に言うんだ?
君は何を知ってるの?
あの3人をどうにかしたのは君なのか?
一体何から聞けばいいのか分からない。
ただ一言、口にできた。

「君は誰?」

「私の名前は、花喃。」

かなん。
その響きが動揺と一緒に僕の心に広がった。

完。
ヘドウィグアンドアングリーインチという洋画で「the origin of love」という挿入歌がありまして。
昔、人間は顔が二つ、腕と足が二組ずつ持ってたけど、ゼウスによって引き裂かれる。
自分の片割れとひとつの体に戻ろうとするのがセックスで、それが愛の起源。っていう歌なんですが
それを絡ませたかっただけの話。(ちなみにBONNIE PINKがカバーしてた)
なのに書いてるうちに鬼畜輪姦あり、ブラック花喃様登場、の話になってしまった・・・・。

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