三蔵からの依頼をこなして家に着いたのは24時をまわっていた。
シャワーをあびて、寝る前にふたりで軽く飲んで時刻は25時。
「や〜っと1週間が終わったぜ。」
悟浄が言う。今週は三蔵からの依頼が立て込みハードスケジュールだったが、
明日は1週間ぶりのフリーだ。
「さてとそろそろ寝ますか。」
そう言って八戒はスッとイスから立ち上がったが、次の瞬間
ふらふらとその場にへたり込んでしまった。
「どうした!?八戒。」
悟浄が駆け寄る。
「立った瞬間、酔いがまわって・・・」
「嘘だろ!?だってお前飲んだのビール2〜3缶じゃねえの。」
「今週はハードでしたからねえ。疲労のせいで酔ったんでしょうかね。」
ふふ・・・と笑いながら八戒はごろんと仰向けに寝っころがった。
「本当に酔っぱらってるな。すげえレアだ。」
悟浄は笑いながら八戒の顔を覗き込んだ。こんなにご機嫌な八戒は初めて見る。
小首をかしげたりする仕草がなんとも幼いような、色っぽいような、
いつもとギャップがあっておもしろい。
「僕もびっくりです。酔っぱらうって気分良いですねえ。ふわふわして。」
八戒はまたごろん、と体を動かした。
今度はうつ伏せになって両ひじをついて上目使いで悟浄を見る。
「ねえ悟浄。僕が今何を考えてるか分かります?」
「何だ、言ってみろよ。」
「セックスしたい。」
「俺も今それ言おうと思った。」
「テーブルの上片付けるから、先にベットに行ってな。」
「はいはい。台所の流しに置いておいてくださいね。明日片付けますから。」
そう言いながら八戒は寝室にむかうが、ふらふらでまっすぐ歩けない。
八戒があちこちにぶつかる音を聞いて、悟浄は苦笑した。
空き缶やつまみやらを適当に片付けて寝室に入ると、八戒がベットに腰掛けている。
「悟浄早くおいで。」
笑いながら軽く手招きしている。
『おいで』って・・・。普段の八戒なら絶対言わない。
まったくレアだな。悟浄はあらためて思った。
「あ・・・あぁ・・・・」
深く口づけただけで八戒が甘い声を漏らす。
翠色の瞳はとろんとしているが、潤んでいてとても色っぽい。
悟浄は服を脱がせてやり、明かりに照らされた八戒の肢体を鑑賞した。
いつもは明かりをつけたままセックスしようとすると必ず、
「電気消してください。」と(ぴしゃりと)言うのに今日は何も言わない。ラッキーだ。
片足を持ち上げて両足を大きく開かせ、ひざ、太もも、足の付け根・・・とゆっくり舌で愛撫する。
「んっ・・・あっ・・・・あっ!」
八戒のそれは、服を脱がせた時点ですでに勃ち上がっていたが
今では先走りを滴らせている。
「いつから勃ってた?」
意地悪そうに悟浄は耳元でささやいた。
「ないしょ」
片足を持ち上げられて、明かりの下ですべてをさらしているのにかかわらず、
八戒は扇情的に笑みを浮かべて答える。少しあいた唇からてらてらと舌が光っている。
「ごじょう、入れて・・・っん!あ・・は、やく、、おねがい・・・あっっもう、げんかい。」
後ろに悟浄の指を3本くわえて、四つん這いになった八戒は背中をしならせる。
「八戒、エロすぎ。」
悟浄は服を脱いで太く猛った自身を八戒にずぶずぶとゆっくり打ち込んだ。
「あんっ・・・ああっ・・・!!」
恥じらいも無く声を上げる。
悟浄が腰を動かしながら指を八戒の口の中に入れると、
喘ぎながらも丁寧に指をしゃぶった。
さらに人差し指と中指で胸の突起をぎゅ、とつままれ、よりいっそう背中を反らせる。
いつもだったら明るいところでセックスするのも
自分の喘ぎ声を聞かれるのも恥ずかしくて嫌なのに
今日はそんなことはどうでもいい。
貪欲に、浅ましくてもいい。悟浄を味わい尽くしたい、と八戒は思った。
部屋には肌と肌とがぶつかる音、ベットの軋み、八戒の嬌声が響く。
今夜は疲れも忘れて貪り合おう。どちらかが果てるまで。
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鷭里話のあとあたり。酔っぱらい八戒が見たかった。